2021年12月12日訪問
私は西所沢が最寄り駅なのだけど、存在自体は古くから知りつつ一度も足を運んだことのないお店があった。この場所では30年ほど前に開業したらしく、噂によるとぎょうざの満州の創業者が働いていたとかいないとか。そうなるとかなりの老舗ということになる。調べてみると昭和39年に新所沢で創業してこの地に移ってきたそうだ。というわけで今回訪ねたのは西所沢駅からほど近い「満洲里」。のれんわけのような形になるのがいまやチェーン店として埼玉県を中心に展開しているぎょうざの満洲。時間は日曜日とはいえ17時すぎだったので他に客はなし。そもそも多くのお客で賑わうという感じのお店ではないような気がする。とはいえ、この地で何十年も営業をしているのはすごいことだ。
何を頼もうかとメニューを見てみるとラーメン500円、もやしソバ600円、チャーハン650円、ギョーザ400円と素晴らしく安い。シンプルにラーメンにしようかと思ったけど、それだと寂しい気がしたのでワンタンメンを注文。お値段は650円、とメニュー表には書いてあったけど税込みではなかったらしく715円。それでも安い。他のメニューもプラス税になると思われるので注意。
お客は私だけなので数分で着丼。熱いのでお気を付けて的なお声がけがあった。店主の対応は総じて気持ちが良いのでお酒でも頼んで長居すれば楽しいかもしれない。さて、ワンタンメンのお味。ノーマルのラーメンにワンタンが入っただけなので、このお店のスタンダードな味が分かるかと思いワンタンメンにした。具はメンマ、ナルト、ワカメ、チャーシュー、ネギ、それとワンタンがたっぶり。ツルツルシコシコしたワンタンが美味しい。
昔ながらのシンプルな麺で、やわすぎず硬すぎな感じでいいあんばい。スープはパンチがあるタイプではなくあっさり醤油な味付け。今のクオリティの高いラーメンを食べ慣れている人には物足りないだろうけど、昔はこんな感じだったし、私としては懐かしさと優しさで何の不満もない。ぎょうざの満洲と似た味というと当たり前だけどそんな感じです。店主は結構なお年なので、いつまでも食べられるラーメンではないと考えると愛おしくなってくる。ご馳走様でした!
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