地元の愛すべき中華屋さん、それが柳屋。
いつも夕方前の変な時間に行ってしまっている。
大体他にお客はおらず店主夫妻は奥でご休憩中。
暖簾をさげてしっかり中休みしたほうがよいのではなかろうか。
といいつつ世間とずれてる食事時間の私にとって開けてくれているのは大変有難い。
後から二組来店したし、呼び込んだと思おう。
今回はまだ頼んでいないのにしようと味噌ラーメンにした。
が、前に食べているじゃないですか。
着丼してから気付く。
まあ、美味しいんだから気にしない。
それに外が寒いから無意識に頼んでしまったと思われる。
身体の芯から温まるようなラーメンだ。
いや、身体だけじゃなく心までも温まってしまう。
といいつつめちゃくちゃ美味しいラーメンでもないし麺はダマになっている。
それに780円と安くもない。
けど、愛すべきラーメンだ。
このラーメンにケチをつけるような人を私は好きになれない。
このお店の物語に思いを馳せ、この一杯の文脈を読み取れば心に染み渡ってくるのです。とにかくご馳走様でした!
2015年9月8日再訪
近所にあるのに久しぶりの訪問。
愛すべき我が街のラーメン屋さん。
もっとここのラーメンを食べようと思うけどなかなかこれないね。
昔からある近所のラーメン屋ってもうここしかない。
何十年も前、子供の頃に食べたあの味が食べられる。
貴重なお店だ。
といって昔の味なんて覚えていない。
何度か来たくらいだとも思う。
けど、とにかく懐かしく、昔ながらの味なんだよね。
店構えもまったく変わっていないし。
この日食べたのはワンタンメン。
730円。
何の変哲もない醤油ラーメンにワンタンが乗っかっている。
決してクオリティは高くないけど味わい深いラーメンだ。
一口一口を大事に、噛みしめるように食べてしまう。
いやいや、このワンタンメンは確かに美味しい。
コクとうまみ、ずしりと重いラーメンだ。
思い出、愛しさ、切なさのような複雑な調味料が加わっているけど。
極上の一杯とは柳屋のラーメンのことをいうのだね。
大袈裟に書いてるようだけど本当にそう思う。
ご馳走様でした!
2015年5月8日再訪
近所でまわりにラーメン屋はないのでたまに訪れるここ柳屋。
いつもはもやしそばを頼むのだけど今回はみそラーメン。
780円。
具はもやし、人参、ニラ、タマネギ、コーン、挽肉。
麺は若干だまになってしまっている。
見た目も味もシンプルで大きな特徴はない。
遠くから柳屋のラーメンを食べに来ただけならがっかりしてしまうはず。
まあ、有名店ではないからそんな人はいないと思う。
一時期、西武時代のデーブが紹介して賑わったらしいけど遠い昔の話。
柳屋は単なる昔からある町の小さな中華食堂だ。
私の子供の頃からずっと、何十年も営業している。
柳屋のラーメンは流行に左右されることはない。
進化することも大事だけど変わらないことも大事だと思う。
何十年も前に食べた同じ味のラーメンが食べられるんだよ?
涙が出てくるような懐かしい味のラーメン。
素晴らしい接客やサービス、清潔な店内も、新しさも、オシャレさもない。
値段も少し高めに感じる。
けどそんなことはどうだっていい。
まあ、地元の人間の私だけかもしれないけど。
ちなみに柳屋の脇の坂道を上がった所に母校がある。
店主はもう高齢でいつまで食べられるか分からない。
しっかりと味わい再訪を誓う。
ご馳走様でした!
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